Python プログラミング

プログラミングを学ぶ意味ある?【学ぶ意味は老害化防止】

プログラミングを学ぶ意味ある?【学ばないと老害化】

プログラミング学習ってやる意味あるの?

こんな疑問にお答えします。

本記事の信頼性

本記事の信頼性

私は今30歳です。

現在、独学でプログラミング学習をしています。

本業は製薬会社の研究員です。

私は細胞を使って実験をするタイプの研究者なので、仕事の中でプログラミングを使う機会はありません。

でも、将来を考えたときにプログラミングを学ぶことは、かなり重要だと思っています。

今回はプログラミングをする意味についてご紹介します。

プログラミングやAIに関するリテラシーが無いままだと、将来的に人材としての価値は落ちます。
逆に言えば、プログラミングリテラシーがあると、将来的に市場価値は上がります。

本記事の内容

  • プログラミングを学ぶ意味
  • プログラミングでできることは限られている
  • 実は教養としてのプログラミング学習が一番大事

プログラミングを学ぶ意味

プログラミングを学ぶ意味

プログラミングを学ぶ目的は人それぞれです。

なので、ここではまず一般的なプログラミング学習の意味を列挙します。

一般的なプログラミング学習の意味はだいたい次の3つです。

プログラミング学習の意味

  • 業務の効率化
  • 副業
  • 教養

まず、プログラミングを学ぶ意味の1つ目として、業務の効率化があげられます。

プログラミングを覚えると、一部の業務の効率化ができます。

とくに、エクセルを使ったルーチンワークは結構効率化できます。

私はPythonを学んでいますが、スクレイピングなどを使うと、膨大なデータ処理を簡単に自動化できます。
これはプログラミングを学ぶ一つの意味でもあると思います。

2つ目として、副業があげられます。

私は副業のためにプログラミング学習をしているわけではありませんが、最近は副業目的でプログラミングを始める人も増えてきましたよね。

たとえば、HTML/CSSを使った簡単なコーディングで、Webサイト制作などの副業ができます。
ランサーズやクラウドワークスなどで案件を検索し、フリーランスとして副業するわけですね。

そして3つ目が教養としてのプログラミング学習です。

私はこの側面が強いです。

一般的に、教養としてプログラミングを勉強するのなんて意味がないという意見が多いです。

理由はわからんでもないですね。

プログラミングを学んだところで、即効で年収が上がるわけでもありません。

でも、自分でコードを打ってみて、プログラミングでどんなことができるかを知るのって、めっちゃ大事です。

実は教養としてのプログラミングは非プログラマーの我々にとって一番大切だと思います。
その理由を次の章から一つずつ考えていきましょう。

プログラミングでできることは限られている

プログラミングでできることは限られている

プログラミングを学ぶ意味として、業務の効率化、副業、教養と言いました。

ぶっちゃけ、プログラミングを学んだところで、業務の効率化ができることにも限界はあります。

プログラミングの基本構造は、インプットに対して何らかのアウトプットを出すということです。
条件分岐や繰り返し処理など、プログラミングの中でできることを駆使しても、何でもできるというわけではありません。
あくまで、プログラミングは業務効率化のサポートです。

また、副業といっても、そんなに甘いものではありません。

世の中で謳われていることとして、次のような文言があります。

『HTML/CSSのコーディングだけで簡単に稼げる』

『エンジニア不足だからフリーランスになれば誰でも簡単に稼げる』

でも、よく考えてみてください。

たとえば、クラウドワークスなどで案件を取り、フリーランスエンジニアとして副業で稼ごうとしたとします。

このとき、案件を取れるかどうかは、案件の発注者側次第です。

もし自分が発注者だったら、プログラミング初心者よりも、ある程度経験がある人に発注したいですよね。
なので、どんなに安い値段で受けますと受注者側が言ったところで、経験豊富な実績のあるフリーランスエンジニアに案件は集中します。
発注者側は受注者側の都合など、知ったことではないですよね。

なので、プログラミングを覚えて副業で稼ぐ!というのは、不可能ではないですが、結構険しい道程です。

もちろん、地道に努力を重ねれば、フリーランスとして稼げるようにはなるでしょう。
ただ、本気でフリーランスを目指すのであれば、まずはIT系の会社に就職して、プログラマーとしての経験を積んだ方が良いです。
そうすれば、仕事をする中でお得意先もできますしね。

単純にプログラミングで業務効率化や副業で稼ぐと思ったとしても、結構プログラミングでできることって限られているわけです。

実は教養としてのプログラミング学習が一番大事

実は教養としてのプログラミング学習が一番大事

実は教養としてのプログラミング学習は一番大事です。

プログラミング教室やプログラミング学習教材の宣伝文句をみると、副業で稼ぐ系が多いですよね。
でも、もっと教養としてのプログラミング学習の重要性を押していけば良いのにな〜と思ったりします。
私からすると、副業で稼ぐ系の広告を見ると、胡散臭いな〜と思ってしまいます。

教養は目に見えません。

なので、メリットも見えづらいです。

一方で副業として稼ぐなどは明確なメリットが目に見えますよね。

お金です。

なので、どうしても副業プログラマーはプロモーションに使われがちです。

けれども、普段業務でプログラミングをほとんど使わない私達にとって、一番大切なのはプログラミングを教養として学ぶことです。

教養として学ぶことが重要であるポイントは次の3つです。

ポイント

  • AI中心社会の到来
  • 教養は年収の種
  • 守破離の法則

順番に見ていきましょう。

AI中心社会の到来

現在もすでに多くの業界でAI(人工知能)が導入されています。

この動きはどんどん加速していきます。

ほぼすべての業界でAIが導入され、AIが社会基盤に欠かせないものとなっていくでしょう。

現在、AIの導入は一部の業界に限局しています。

まだまだ黎明期です。

ただ、これからは色んなモノにもAIがどんどん搭載されていきます。

たとえば自動車の自動運転の実用化や医療カルテなど。
日本はモノづくりに強い国なので、AI開発自体は出遅れたものの、AIを使うフェーズでは結構いろんな産業に活かせる可能性があります。

なので、遅かれ早かれ、あなたの業界にもAIはやってきます。

AI中心社会は到来します。

もし10年後も今の業界で働こうと思っている場合、AIが導入されることで何らかの変化が訪れているはずです。

10年後にAIに使われる側ではなく、AIをうまく使う側に回ることが重要です。
そのためにはAIを扱うプログラミングとはどういうことができるものなのかを知っておくことに意味があります。

教養は年収の種

副業などに比べると、教養は年収に繋がらなそうと思います。

短期的に見れば、これは事実です。

ただ、教養は確実に年収の種になっています。

10年後の未来を考えてください。

現在、小学生でもプログラミングが必修化されようとしています。

職場でも、あなたの周りにはプログラミングを当たり前のようにデキる人が増えるわけです。

教育の力ってすごいです。
やっぱり私の周りを見ても、若手の方が英語話せます。
これはやはり、英会話に対する意識が若いうちから醸成されている人が多いからだと思います。
この現象はプログラミングにも訪れると感じています。

10年後、あなたはおそらく部下を持つ立場になっているはずです。

その時、部下が持っているプログラミングのスキルをどんなところに活かせるか全くわからない上司って、市場価値がありますか?

逆に言えば、多少なりともプログラミングのリテラシーがあって、部下の提案をしっかりと理解できる上司って市場価値がありますよね。

つまり、教養は年収につながるのです。
新しいことを学習せず、10年間知識をアップデートしていない人は、おそらくポジションも頭打ちします。

現在30歳前後の人に求められているスキルは、自分でプログラミングのコードを書く能力ではなく、『プログラミングを使ってできることを構造的に理解し、部下をサポートできる能力』です。

だからこそ、10年後の未来に向け、いまは自分でコードを打ってみることが重要です。

理論ばかりであたまデッカチになるのではなく、自分でコードを打って、試行錯誤しながらエラーを解決する経験が重要です。

守破離の法則

日本には守破離という言葉があります。

これは武道などで使われる言葉です。

まずは、型を守り、自分の身体で覚えた後に、徐々に型を破り、最後は型を離れるという過程です。

守破離

  • 守:型を守って身につける
  • 破:型を破ってオリジナリティを出す
  • 離:型を離れて新しい価値を創る

最初からオリジナリティを出そうとしるのは、型破りではなく、型なしです。

なので、斬新なモノを生み出すときは、必ず最初は基礎をしっかり固める必要があります。

ピカソも斬新な絵を書きますが、あれは型破りです。
若い頃のピカソの絵は、ビックリするぐらい上手です。
ちゃんと型を持っている時期があるわけです。

この守破離はプログラミングにおいても言えます。

まずはプログラミングでどんなことができるかを、身を持って経験してみるのが重要です。

それがあってはじめて、今後AIをはじめとしたプログラミング学習の先にあるツールを、使いこなす側の人材になれるわけです。

繰り返しですが、将来を見据えたとき、私達に求められる能力は、プログラミングを扱う若者をマネージする能力です。

そのために、今は守破離の『守』に時間をかけるのが大切です。

たしかに、新しいことを始めるのって億劫になることありますよね。
ただ、新しいモノに苦手意識をもったときから、老害化がはじまるのもまた事実です。
私は最近、脱老害活動として、新しいものに意識的に挑戦しています。
プログラミングとはちょっと離れますが、新しいモノで良いとされるものにはそれなりの理由があります。
タピオカやAirPods Proなど、話題のものはたくさんありますよね。
まずは一度でいいから評判が良いものは手にとってみると良いです。
新しい発見があって楽しいですよ。

まとめ:まずは何事も経験してみる

今回はプログラミング学習をする意味についてお話ししました。

もちろん、プログラミング学習をする意味は人それぞれだと思います。

ただ、まずは自分で経験してみて、プログラミングで何ができるかを知っているだけでも価値があると思います。

実際、自分でコードを書いてみると、こんなことができるんだ〜と新鮮な発見があります。
なにより、新しいことを学ぶのって最初は億劫かも知れませんが、やりはじめると楽しいです。

私も初心者なので、まだまだ全然スキルはありませんが、今後も継続的にプログラミング学習の記事を投稿したいと思います。

興味があれば、以下の記事も参考にしてみてください。

>>【独学】プログラミング学習を始めて1ヶ月の到達レベル

>>プログラミング学習の始め方【まずは無料で始めよう】

今回は以上です。

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