よく、『学生のうちは遊んでおきな』って社会人の人が言うけど、実際どうなの?
学生時代にやっておけば良かったなぁってことがあれば知りたい。
こんな疑問にお答えします。
本記事の信頼性
私は現在、製薬会社の研究員として働いています。
結論から言うと、社会人になってからも遊ぶ時間はあります。
海外旅行も行けます。
なので、『学生時代のうちに遊んでおきな』っていう意見には、私としてはあまり共感できません。
ただ、たしかに学生時代にこれをやっておけば良かったなと思うことがあるのも事実です。
また、学生時代にこれをやっておいて良かったと思うこともあります。
今回はあくまで私の経験ですが、学生時代にやっておくと良いことについてご紹介します。
本記事の内容
- 学生時代にやっておいて良かったこと
- 学生時代にやっておけば良かったこと
- 大切なのはこれから
目次(クリックすると読みたい部分まで飛べます)
学生時代にやっておいて良かったこと
まず、学生時代にやっておいて良かったなと思うことは次の3つです。
やっておいて良かったこと
- 大学の勉強
- 研究
- アルバイト
順にご紹介します。
大学の勉強
私の場合、製薬会社の研究職ということもあり、専門知識が必要とされます。
その専門知識の基礎の部分は大学で学ぶことになります。
私は大学時代は結構まじめに勉強していました。
なので、会社に入ってから新しい研究分野に着手するときも、土台ができていたので、戸惑うことは少なかったです。
特に遺伝子工学の勉強はしておいて良かったなぁと感じます。
意外と遺伝子工学をしっかり理解している研究員って貴重な存在です。
たしかに、会社に入ってからも勉強することはできます。
ただ、最低限の基礎がないと、勉強のための勉強をしなければならず、とても苦労すると思います。
もし、大学の勉強が自分の就きたい仕事にも関わるものであれば、しっかりと勉強するのをおすすめします。
研究
こちらも大学の勉強と近いですが、研究をしっかりしておいて良かったと思います。
研究職を目指す人は、しっかりと研究することが何よりの就活対策です。
何を優先するかは人それぞれです。
もし研究を職業にするのであれば、学生時代に研究に没頭した経験は必ず自分の自信になります。
学生時代の研究内容・成果は、新入社員になったときの名刺代わりです。
楽しみながら、それでいて自分を律して研究に取り組めば、必ず会社でも活躍できます。
アルバイト
私は研究室に配属される前はアルバイトをしていました。
当時は貧乏学生だったので、アルバイト代を生活費の足しにしていました。
また、研究室に入ったらバイトを辞めると決めていたので、土日はとにかくバイトして、給料は全額貯金していました。
会社に入ると、色んな立場の人と仕事をすることになります。
研究員として研究所で働いていても、研究所には、総務部や購買部、設備管理など、様々な部署があります。
同じ会社の中でも、組織が違えば職種が違うので、結構仕事に対する考え方の違いも生まれます。
塾講師や飲食店など、いろんなバイトをしてきたので、割と色んな種類の人と接してきました。
会社で働く上で、いろんな人の背景を想像し、相手のことを考えることが大切だというマインドを築くきっかけになったのはアルバイトの経験かもしれません。
学生時代にやっておけば良かったこと
逆に、学生時代にやっておけば良かったなと感じることは以下の3つです。
やっておけば良かったこと
- 英会話
- 読書
- 家族との時間をつくる
順番にご紹介します。
英会話
英会話やっておけばよかったなぁ。これは多くの人が思うかもしれません。
やっぱり、会社に入ると、学生時代よりは自由な時間が少なくなります。
英会話は、時間に余裕がある学生のうちから始めておくと良いです。
私自身、TOEICなどの英語の勉強はしていました。
ただ、実践的な英会話についてはあまり勉強していませんでした。
当時はお金もなかったので、高額な英会話スクールに通うという発想はまずありませんでした。
また、価格が安いオンライン英会話はフィリピン系の講師なので、あまりレベルが高くないだろうなどと偉そうなことを思っており、結局やりませんでした。
今思うとこれは大きな間違いだったなと思います。
私が現在利用しているネイティブキャンプというオンライン英会話はとてもレベルが高いです。
講師はほとんどフィリピン人ですが、私なんかに比べ、遥かに英語力があります。
貧乏学生だった私でも、オンライン英会話ならできたと思うので、これはやっておけば良かったなと思うことの一つです。
ネイティブキャンプキャンプについては、体験談をまとめた以下の記事を参考にしてください。
読書
私は昔から読書といえば小説でした。
なので、小説は結構読んでいました。
ただ、いわゆるビジネス書の類は読んだことがほとんどありませんでした。
当時は、ビジネス書を読むのは意識高い系がやることだと決めつけ、心の中で馬鹿にしていました。
今思うと、馬鹿なのは私の方でした。
ビジネス書をはじめとした書籍を読むことで、著者の人生経験で得られたとても重要な知見を学ぶことができます。
色んな人の人生を学び、自分の中に多様な考え方を持つのは、人生を豊かにする上でとても大切なことだと思います。
たしかに、ビジネス書に書いてあることって、学生時代に読むのと社会人になって読むのとでは、理解度が異なることがあります。
社会人は本の内容がよりリアルに感じられるので、ビジネス書に興味を持つ人が増える傾向があると思います。
一方で、学生時代にビジネス書を読んでもしっくりこない可能性もあります。
ただ、それでも多くの学生にとって、ビジネス書は勉強になるはずです。
会社に入って、何かに迷った時。心が病んだ時。
自分ひとりの考えだけでは乗り越えられないときってあります。
そんなとき、過去の偉人だったらどうしたのだろうと考え、ビジネス書を手に取るきっかけを作るためにも、学生のうちにぜひ何冊か読んでおくと良いです。
私のおすすめは夢を叶えるゾウです。
どれも物語形式で、笑って泣けます。
サクッと読めるので、ぜひ一読をおすすめします。
家族と会う
私は学生時代は時間があったにもかかわらず、あまり家族と会う時間をつくりませんでした。
もし、あなたが現在一人暮らしをしているのであれば、時間を見つけて家族に会ってみてください。
たとえば、1年に1日しか親に会わなかったとします。
現在親が50歳だと仮定すると、あと会えるのは50回、つまり50日です。
あくまで簡略化した計算ですが、こうやって計算してみると、親に会える回数が限られている事に気づきますよね。
祖父母であれば、もっと少なくなるはずです。
私はとくに祖父母と会う時間を作らなかったことを結構後悔しています。
祖父母は私が社会人になってから他界しましたが、大学生から社会人になるにつれて、会う機会が激減していました。
もっと会って、色んな話をしたかったなぁと思っています。
大切なのはこれから
たしかに、やっておけば良かったと後悔することもあります。
でも、大切なのはこれからです。
やっておけば良かったと思うことは、少しずつでも良いので、今から始めればOKです。
人生100年時代と言われていますよね。
ライフシフトという本によれば、2人に1人が100歳まで生きる時代になるそうです。
100年生きると考えると、老後資金の心配とかはありますが、色んなことに挑戦する時間も確保できる時代になってきたわけです。
たとえば、60歳からピアノをはじめたとします。
90歳まで続ければ、ピアノ歴30年です。
今更はじめても遅い、、、と思っていることの多くは、今から始めれば間に合います。
私もちょっとずつでいいから、興味があることから始めようと思い、このブログを立ち上げました。
また、最近はプログラミングもはじめてみました。
新しいことを学ぶと、いろんな景色が見えてきます。
まとめ
今回は学生時代にやっておけば良かったことを紹介しました。
今もしあなたが学生であれば、この記事が少しでも役に立てたら嬉しいです。
もしあなたが、いまさら始めても遅い、、、と思っていることがあったとしたら、是非これを機に何かに挑戦してみてください。
新しいことを始めるって不安ですよね。
でも、新しいことを始め、何かに挑戦していると何気ない日々に彩りが加わります。
挑戦している自分に自信を持つことができます。
挑戦してみて、もしやっぱり違うなと思ったら、途中でやめればOKです。
大切なのは、周りの情報ではなく、自分の行動の結果得られた情報によって物事を判断することです。
途中でやめてしまったことではなく、新しい一歩を踏み出せた事実に自信を持ち、また次の新しいことにチャレンジしましょう。
いつからだって遅くありません。
今回は以上です。