こんなお悩みにお答えします。
本記事の信頼性
がんに関する本は色々ありますよね。
ただ、結構アタリ・ハズレがあります。
今回はがんの知識が全く無い人にもわかりやすいオススメの本を紹介します。
目次(クリックすると読みたい部分まで飛べます)
最もわかりやすい『がん』の本【研究者の僕がオススメします】
結論、研究者の僕がオススメする最もわかりやすい『がん』の本はこれです。
まるごとわかる! がん 元雄良治 著
これまで20冊以上はがん関連の本を読みました。
入門書から専門書まで色々読んでます。
ぶっちゃけ、現役の研究員の僕でさえ、理解しづらい本って結構あります。
なので、がんの知識が無い人がむやみに本を選ぶと、絶対途中で読むのやめます。
僕がオススメする『まるごとわかる! がん』という本は、看護師向けに書かれている本です。
ただ、内容は看護師の方だけでなく、一般の方にとってもめちゃくちゃわかりやすいです。
本の内容
この本を読むと、次のことがわかります。
- がんの基礎
- がん治療の流れ
- がん種別の情報
上記の内容はたしかに他の書籍にも書かれている内容です。
ただ、この本は体系的にまとまっていて圧倒的にわかりやすいです。
がんの基礎
第一章のがんの基礎の部分では、がんの疫学やがん発生のメカニズム、抗がん剤の作用メカニズムなどがまとまっています。
ぶっちゃけ、ここの部分を読むだけでも、相当がんに詳しくなれます。
がん治療の流れ
第二章では、がん治療の流れがわかります。
たとえば、
- がんの診断
- 薬物療法
- 支持療法
- 緩和ケア
- 患者・家族とのコミュニケーション
などです。
研究員の僕でも、たまに読み直して勉強しています。
がん種別の情報
第三章では、がん種別ごとの情報がわかります。
たとえば、肺がんの場合、
- 肺がんとは
- 検査・診断法
- 治療法
- 主な治療薬
といった感じで非常に体系的にまとまっています。
わかりやすい理由
この本がわかりやすい理由は次の3つです。
- 専門的過ぎない
- 文章が優しい
- わかりやすいイラスト
順に説明します。
専門的過ぎない
この本は専門的過ぎないところが良いです。
かといって、内容は充分に網羅されています。
研究者も、下手に分厚い専門書読むよりも、この本を読んだ方ががんの理解が深まると思います。
また、この本では専門用語が出る際にはわかりやすく説明されています。
文章が優しい
この本は、専門書のような堅苦しい表現はありません。
最初から最後まで平易な文章で書かれています。
また、長文が少ないです。
一つの項目あたりの文章が簡潔かつ平易なので疲れません。
わかりやすいイラスト
この本はイラストがとてもわかりやすいです。
著作権の関係で中身を載せられませんが、表紙のイラストが本文中にも出てきます。
また、多くのページで文章だけではなくイラストで説明がされています。
実際、漫画や動画を見るように、直感的にスラスラ読めました。
辞書のように使うのもアリ
ぶっちゃけ、全部読まなくても気になるところだけ読めば良いです。それでも理解できます。辞書のように使えばOKです。
辞書のようにといっても、全然分厚くはありませんのでご心配なく。
自信をもって購入をオススメします。
-
製薬会社の研究員を目指す人が読むべき本【オススメ5選】
続きを見る